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Kimaiとは?できることや料金、注意点を解説

読む目安 約4分 更新日 2026-08-07Kimai

Kimaiは、作業時間を顧客やプロジェクトに結び付けて記録する、オープンソース(ソースコードが公開され、誰でも利用・改変できる形で提供されるソフトウェア)のタイムトラッキングツールです。時間を測るだけでなく、どの顧客の、どのプロジェクトで、何に時間を使ったのかを整理できます。

提供形態はKimai Cloudとセルフホストの2つです。クラウドで使いたい場合にも、自社で運用環境を持ちたい場合にも候補になります。ただし、記録の分類方法や請求対象時間の扱い、セルフホスト時の運用体制が自分たちの用途に合うかは、導入前に確認しておきたい点です。

Kimaiでできること

作業時間を記録する

Kimaiでは、日付、開始時刻、終了時刻、作業時間を記録します。標準の記録モードでは、これらを後から編集できます。そのため、作業の開始時にタイマーを動かす使い方だけでなく、あとから記録内容を見直して整える運用にも対応できます。

同時に動かせる記録の数や、新しい記録を始めたときに進行中の記録を停止するかどうかも、運用に関わる設定です。たとえば、作業を切り替えるたびに前の記録を止めたいチームなら、新しい記録を始めたときの動きを先に決めておくと、時間の重複を減らしやすくなります。

顧客、プロジェクト、作業内容の順に整理する

記録した時間は、Customer、Project、Activityの3段階で整理します。日本語で言えば、顧客、プロジェクト、具体的な作業内容という順です。ProjectはCustomerにひも付きます。

たとえば同じ顧客から複数の案件を受けている場合は、顧客の下に案件ごとのプロジェクトを作り、その中で打ち合わせや制作といった作業内容を分けるイメージです。この構造があることで、顧客単位の集計とプロジェクト単位の集計を混同せずに管理できます。

請求対象の時間を区別する

作業時間が請求対象かどうかは、Activity、Project、Customerの各階層で扱われます。この区分は、請求書、予算計算、統計に利用されます。

すべての作業時間をそのまま請求するとは限らない業務では、この区別が役立ちます。たとえば、顧客向けの実作業と社内確認を別の作業内容として記録し、請求対象の扱いを分ける、といった整理ができます。導入時には、どの階層で請求対象かどうかを決めるのかを統一しておくことが大切です。

集計結果を確認し、必要な形式で出力する

条件で絞り込んだタイムシート(作業時間の一覧表)は、PDF、XLSX、CSV、HTML形式で出力できます。集計結果を表計算ソフトで扱いたい場合と、共有用のファイルとして残したい場合で使い分けられます。

プロジェクトの概要画面では、時間、金額、予算、時間予算の進捗を確認できます。記録をためるだけでなく、プロジェクトに使った時間や進み具合を振り返りたい場合にも使えます。

Cloudとセルフホストの違い

Kimaiを検討するときは、まずKimai Cloudを使うか、セルフホストするかを決めます。セルフホストとは、自分たちで用意したサーバー環境にソフトウェアを設置して運用する形です。

セルフホスト版のソフトウェアはAGPL 3というライセンスで提供されています。導入方法としてDockerと手動インストールが案内されているため、セルフホストを選ぶ場合は、設置作業だけでなく、その後の運用を担当できるかも判断材料になります。

Kimai Cloudは、これとは別の提供形態です。サーバーを自分たちで用意するかどうかも含め、チームの運用方針に合うほうを選びます。

料金をどう見るか

料金は、Kimai Cloudとセルフホストを分けて考える必要があります。セルフホスト版のオープンソースソフトウェア自体はAGPL 3で提供されています。一方、Kimai Cloudの有料プランは別に確認が必要です。

そのため、セルフホスト版のソフトウェアに料金が設定されていないことだけを見て、Kimaiの利用全体に費用がかからないと判断することはできません。セルフホストなら、自分たちで用意する環境と運用を含めて検討します。Cloudを選ぶなら、必要な利用条件に対応する現在のプランを確認します。

注意

料金条件は2026年8月7日時点で確認された内容です。Kimai Cloudの現在の有料プランと契約条件は、導入前に公式のCloudページで確認してください。

Kimaiが候補になりやすいケース

Kimaiは、作業時間を顧客、プロジェクト、作業内容に分けて把握したい場合に検討しやすいツールです。特に次のような目的と合います。

一方で、時間を記録する人が迷わないようにするには、Customer、Project、Activityの使い分けを事前に決めておく必要があります。セルフホストを選ぶ場合は、Dockerまたは手動インストールを含む環境の運用も検討事項になります。

導入前に確認しておきたいこと

顧客、プロジェクト、作業内容の3段階で、日々の仕事を無理なく分類できるか
請求対象にする時間と対象外の時間を、どの単位で分けるか
Cloudを利用するか、セルフホスト環境を自分たちで運用するか

まとめ

Kimaiは、作業時間を顧客、プロジェクト、作業内容に結び付けて記録し、請求対象時間の区別やプロジェクトの集計まで行えるタイムトラッキングツールです。PDF、XLSX、CSV、HTMLへの出力にも対応しています。

選ぶときの中心になるのは、3段階の分類が自分たちの仕事に合うか、請求対象の時間をどう管理したいか、Cloudとセルフホストのどちらを選ぶかの3点です。これを実際の運用に当てはめて考えると、Kimaiが候補になるかを判断しやすくなります。

よくある質問

Q.Kimaiは無料で使える?

A.セルフホスト版のオープンソースソフトウェア自体はAGPL 3で提供されています。Kimai Cloudは別の提供形態で、有料プランの現在の条件は公式のCloudページで確認が必要です。

Q.記録した時間はどのように分類できる?

A.Customer、Project、Activityの順に整理できます。ProjectはCustomerにひも付くため、顧客の下にプロジェクトを置き、その中で具体的な作業内容を分ける構造です。

Q.記録したデータをファイルに出せる?

A.条件で絞り込んだタイムシートを、PDF、XLSX、CSV、HTML形式で出力できます。

出典

確認日: 2026-08-07 以降(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

Kimai